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装身具の関連情報
装身具(そうしんぐ)とは、指輪やネックレス、ペンダント、イヤリングなど、衣類と合わせて身を飾るための工芸品である。
※テキストはWikipedia より引用しています。
日本刀の美しさに世界中が今魅了されています。武器の範疇を超え、芸術品として認められている日本刀は、確かに日本が誇る卓越した技術が詰め込まれていることは間違いありません。誰もが一度は匠が槌打つ風景を目にしたことがあるでしょうが、日本刀の製造は玉鋼(たまはがね)を精製するところから始まります。西洋式の鉄はコークスを燃やして鉄鉱石から精製するため、温度が高すぎてリンや硫黄などの不純物が交じり、品質が劣化することが分かっています。 玉鋼はたたらを使って砂鉄から炭火で製鉄しますが、50kgからわずか15kg程しか精製できないとても貴重なものです。でもその不純物の少なさが、錆びない純粋な鉄を作り、日本刀の精製を可能としています。優れた日本刀を作るにはこの玉鋼を開発する必要があり、匠は選りすぐり配合で独自の玉鋼を作り、そこから刀を打ち出します。日本刀は2層構造になっていて、中心部に心鉄(しんがね)、それを挟む皮鉄(かわがね)がありますが、それらを別々に鍛錬して合わせるのも独自の技術です。鍛錬では何度も何度も鉄を折り返し、最終的には100万を超える薄い鉄の層の積み重ねとなります。機関銃の玉ですら切る鋭さと強靭さ、見た目にも美しい縞模様は、こうした匠の気の遠くなるような手仕事によって生み出されています。また、打ちあがった刀はそこから研ぎ師の手に渡り、実用に耐え得るよう加工の過程に入ります。柄と刀身を固定する金具を作る白銀(しろがね)師やはばき師、刀を収める鞘(さや)を作る鞘師、塗師、柄巻師などの装剣金工たちの工程を経てようやく完成。とくにはばきは刀身が鞘の中で浮くために必要なもので、これがないと刀身が鞘の中で揺れて錆になったり、鞘から勝手に抜け落ちてしまったりします。美しい刀身を打ち出す技を持った匠もいれば、その刀身を守り抜き、道具として使える形にする匠がいます。このように様々な匠の手を経て完成する日本刀は、まさに芸術品以外の何物でもないでしょう。